2021/03/03(更新日: 2021/03/03) 【無農薬と言って販売してはいけない】特別栽培にんにくを使用した黒にんにくの販売開始【有機栽培との違い】 | 有限会社トータル
     

【無農薬と言って販売してはいけない】特別栽培にんにくを使用した黒にんにくの販売開始【有機栽培との違い】 | 有限会社トータル

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特別栽培にんにくを使用した黒にんにくの販売を開始しました。特別栽培って何?有機栽培との違いは?このような疑問に答えます。

✔本記事の内容

・特別栽培にんにくを使用した黒にんにく【特別栽培認証までの過程】

・特別栽培農産物とは

・特別栽培と有機栽培の違い

特別栽培にんにくの黒にんにくです。農林水産省の特別栽培農産物に係るガイドラインによると、商品を販売する際に「無農薬」と書いてはいけないそうです。なんだかややこしいのが「特別栽培」や「有機栽培」という言葉。どのようにしたら特別栽培と言って販売できるか。本記事でわかりやすく説明します。

特別栽培にんにくを使用した黒にんにく【特別栽培認証までの過程】

新発売の「特別栽培にんにくを使用した黒にんにく」の紹介です。

生産者は青森と岩手県でにんにくを栽培するSEiKOH農苑の向井清孝さまです。

特別栽培は岩手県で、従来の栽培は青森県で行っています。

①なぜ特別栽培を行おうと思ったのか

当園は岩手と青森の県境にあり、山あいの丘陵地の小さな農園です。雪が多く、寒暖の差が大きく、肥沃な大地で、作物はゆっくり、しっかり育ちます。規模や量を追わず、自分たちが満足行く作物を栽培する事が、お客様の満足に繋がると信じています。

また、近年環境問題が大きな問題になっています。当園は持続可能な農業を目指し、化学的な薬品をなるべく避け、自然由来の資材を使う事を心掛けています

農薬や化学肥料を極力使わない栽培をしていましたが、お客様に販売するときに、これといった根拠がありませんでした。

いくら私が「農薬を使っていないんです」と言っても、半信半疑に思う方もいたかもしれません。

しかし、第三者の認証があれば、堂々と自信をもって販売できる。これから先の農業にもつながっていく。この地で何代にもわたって農業を継続してきた、それをつなげたい。特別栽培の認証を取得しようと思ったのはそれが要因です。

なぜ特別栽培を行おうと思ったのか?という質問でしたが、これまでもやっていて、その証明となるものが不可欠だったということです。

②認証を取得するまでの過程

令和2年2月 日本農林規格登録認証機関のASACに問い合わせ。申込み。

令和2年2月~6月 講習会を4回受講。

令和2年6月27日 畑の実地調査

令和2年7月 提出書類の作成。承認。

③有機栽培へ

もともと有機JASを取得したいと思い申し込んだのですが、2020年度の取得までには条件を満たせず、特別栽培の認証をいただきました。有機JASについては2021年に取得の見込みです。

④黒にんにくと農業への思い

自分たちが食べたいものをお客様に届けたいと思っています。農協や市場などに卸してきましたが、自分たちで直接お客様に届ける方法も増やしています。

作物を栽培する難しさはありますが、直接お客様に届け、喜んでいただき、時には叱られる事の大切さを感じています。

責任を持って自分の栽培した物をお客様に届け、評価をいただく事、それが自分たちの成長に繋がると信じています。

美味しくて安心な作物を丁寧にお届けする、『お客様の笑顔が見たいから!』誇りを持って農業に携わっています。

自分たちで大切に栽培したにんにくを、1つ1つ丁寧に、黒にんにくにしました。自分たちが食べて美味しい黒にんにくを追求したところ、100日間長期熟成に辿り着きました。

黒にんにくのエグミがなく、プルーンのようなフルーティな味わいになりました。安心で安全、何より自分たちが食べたい黒にんにくを追求しました。拘り過ぎて、価格が高くなってしまいましたがお許し下さいね。

当園の黒にんにくにはGABAが多く含まれています。GABAは血圧を下げる効果があり、ストレスが多い方には最適です。

また、美容に効果があるSアリルシステインは、にんにくから黒にんにくに熟成する段階で4倍に増加します。

黒にんにくは自然由来の健康食品です。 にんにくの栽培から始まり、黒にんにくの熟成まで、全て当園で実施しています。農家だから出来る素材の活かし方を本気考え実践しています。SEiKOH農苑の黒にんにくは、お客様の健康、笑顔、美味しさ、楽しさを大切に、1つ1つ丁寧に責任を持ってお届けしています。

SEiKOH農苑さま【黒にんにく販路拡大までの道のり】

特別栽培農産物とは

特別栽培とは 特別栽培とは

特別栽培農産物

その農産物が生産された地域の慣行レベル(各地域の慣行的に行われている節減対象農薬及び化学肥料の使用状況)に比べて、節減対象農薬の使用回数が50%以下、化学肥料の窒素成分量が50%以下、で栽培された農産物です。

出典:農林水産省 特別栽培農産物に係る表示ガイドライン

このガイドラインでは、特別栽培農産物とはどのようなものを言うか、どのように消費者に伝えるかが定められています。 ガイドラインがないと、生産者自身が「いつもより農薬を減らしているから減農薬だ」と言っても、本当に少ないのか、平均よりも少ないのかなどはわかりません。本当に農薬を使わないで育てても疑われては、生産者の努力も報われません。農薬を使わずに育てるのは難しいことです。

あくまでユーザーが誤解せず、わかりやすいように表示することが主に書かれています。以下にまとめました。

表示事項

特別栽培農産物であることや、農薬や化学肥料をどの程度減らしたか、または使用していないことのほかに、その責任者に関する情報を記載する必要があります。

表示が必要な責任者情報:

栽培責任者の氏名・住所・連絡先、確認責任者の氏名・住所・連絡先

お米の場合は精米確認者の氏名・住所・連絡先、輸入品の場合は輸入業者の氏名・住所・連絡先

表示方法

上記の表示事項は一括してひとつの枠内に表示します。農薬・化学肥料の使用に関しては、その表現方法も決められています。

①農薬・化学肥料を使用していない場合

「農薬:栽培期間中不使用」または「節減対象農薬:栽培期間中不使用」、

「化学肥料(窒素成分):栽培期間中不使用」

②農薬・化学肥料を減らして栽培した場合

「節減対象農薬:当地比 ○割減」または「節減対象農薬:○○地域比 ○割減」、

「化学肥料(窒素成分):当地比 〇割減」

さらに、節減対象農薬を使用して栽培した場合には、枠外に使用した節減対象農薬の名称、用途及び使用回数を記載する必要があります。

表示スペースの都合等で記載ができない場合には、消費者が確認できるホームページのアドレス等を枠内に記載します。

これなら少しは「農薬減らして作ってるんだな」と感じることができます。

特別栽培と有機栽培の違い

特別栽培と有機栽培の違い 特別栽培と有機栽培の違い

有機栽培という言葉はよく聞いたことがあると思います。

特別栽培とはどのような違いがあるのでしょうか。

有機栽培は化学農薬・化学肥料を3年以上使用していないことが原則

有機栽培」は化学農薬・化学肥料を使用しないことが原則として挙げられていますが、「特別栽培」の場合は、化学農薬・化学肥料を減らすことが目的となっています。

また「有機栽培」はCODEX(国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)合同の食品企画委員会)の表示に基づいた原則や、認証システムが組まれています。

有機農業の農林水産省ガイドラインです。

有機農業・有機農産物とは

 我が国では、平成18年度に策定された「有機農業推進法※注4」において、有機農業を「化学的に合成された肥料及び農薬を使用しないこと並びに遺伝子組換え技術を利用しないことを基本として、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した農業生産の方法を用いて行われる農業をいう。」と定義されています。

注4 有機農業の推進に関する法律(平成18年法律第112号)

「有機農業の推進に関する法律」による有機農業の定義は以下のとおりです。

1.化学的に合成された肥料及び農薬を使用しない

2.遺伝子組換え技術を利用しない

3.農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減する

   農業生産の方法を用いて行われる農業です。

有機食品の認証制度(有機JAS認証)について

有機食品のJAS規格に適合した生産が行われていることを登録認証機関が検査し、その結果、認証された事業者のみが有機JASマークを貼ることができます。

有機JAS認証について、詳しくはこちら

出典:農林水産省【有機農業関連情報】トップ ~有機農業とは~

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